丸山私塾


先日の先生の講演で話をされていた「家づくり
とお金と老後の話」の中で「年金を43%多く
受け取る方法」を詳しく教えてください。
(埼玉県・住宅営業

その方法は、受け取る時期を
5年繰り下げれば可能です。

サラリーマンの老後の生活資金の柱は厚生年金の受け取りです。
その年金は「繰り上げ受給」や「繰り下げ受給」の制度を使えば
年金の受給開始は60歳から70歳の間で自由に設定できます。
年金を受け取り始めるのは原則として65歳からですが、希望
すれば60歳から受け取ることもできます。これが「繰り上げ
受給」ですが、その場合支給額は減額されます。
1941年4月以降に生まれた人の場合、受給開始を1ヶ月繰り
上げるごとに0.5%減となり、逆に1ヶ月繰り下げる場合0.7%増
となります。たとえば60歳でもらい始めると、5年(60ヶ月)
繰り上げるので0.5%×60=30%減額されます。
逆に65歳を過ぎても受け取りを我慢して70歳でもらい始めると
0.7%×60ヶ月=42%も多くもらえます。70歳で受け取りを
スタートするなら、65歳まで働いてその後の5年間は退職金で
食いつないでおいて、70歳から42%多く年金を受け取ること
です。そのためには健康に充分注意しなければなりません。
ひとつ心配なことは、長生きする間にインフレになることです。
物価が上がり退職金などの貯金は目減りします。しかし、年金は
インフレに連動して増えていきますし、しかも死ぬまでもらえ
ます。だから、年金は繰下げ受給で42%多くもらう方が得策
です。健康第一が条件ですが…。