お客さまから「年金問題」について
質問されました。簡潔に答えるには
どうすればいいですか?
(広島県・住宅営業)
年金の仕組みを知り、現状と
将来予測を語りましょう。
日本の公的年金制度は20歳から60歳までのすべての人が
保険料を納め、その保険料を高齢者などへ年金として給付
する仕組みです。今は60歳から受給できますが、2025年
からは男性の年金支給が65歳からになります。現在の夫婦
2人の標準世帯の年金受給額は月額で約22万円です。
しかし、10年後には所得代替率が50%だとすると年金は
月額17万円程度になるという試算があります。これだけ
急落すると老後は不安ですね。2006年の小泉政権では
「年金100年安心プラン」が提唱され、月額32万円で年間
384万円年金が受け取れる予定でしたから大誤算です。
では、受け取る年金の損得を年代別に考えてみましょう。
損得とは「もらえる額−支払う額」のことで現在70歳の人は
「3090万円の得」、10歳児は「3600万円の損」となります。
年金の財源不足は深刻な問題で、自己防衛をしないと
いけないと思います。