自営業の方が住宅ローンの借り入れをするのに
苦戦しました。銀行の実態を教えてください。
(三重県・住宅営業マン)
銀行は悪く言えば人のふんどしで
儲けています。
銀行の素顔をお伝えします。
●銀行員の熱心なセールスにはワケがあります。
なぜなら銀行は営利企業であり、自社の利益獲得が優先事項
だからです。銀行にも営業マンがいます。彼らには高い獲得
数値目標(ノルマ)が課せられています。
●銀行員は、お客さまを値踏みしています。
一人のお客さまに対し、どれだけ自社の利益(金利・手数料)が
とれるのか算段しています。ちょっとしたお客さまの行動なども
よく見ていて例えば、玄関の汚い家は金銭感覚がルーズなケース
が多い、借入の場合は要注意などと目を常に光らせています。
●お金の余裕がある家庭には投資信託や保険商品を勧めてきます。
なぜなら、手っ取り早く手数料収入が見込めるからです。
●住宅ローンは銀行にとって儲かる商品です。
住宅ローンは銀行にとって低リスクでしっかり儲けられる商品
だからです。銀行はさらに次の様な二重三重のリスク回避策を
とっています。
1.投資相手を2回審査してリスクを軽減します。
2. 保証金を納めさせます。
3.団体信用生命保険に必ず加入させて万が一のときに
備えています。
4.火災保険に入らせて万が一ときに備えています。
5.当然新築の土地建物に抵当権が第一順位設定されます。
今は「金融の自由化」で金利も手数料も銀行と交渉ができます。
住宅ローンを借りるときには、担当者の心証を悪くすること
なく交渉すべきです。