丸山私塾


老後で頼りになるのは保険より貯蓄と
いう理由を教えてください。
(佐賀県・住宅営業

保険は所定の条件を満たしたら現金が
もらえるという仕組みだから、現金が
手元にあれば保険は不要ということです。

 
生命保険文化センターが調査した60代の人の差額ベッド代など
を含む入院時の自己普段費用は30万円未満が75%で最も多く、
平均で約24万円です。100万円以上かかったケースは3%に
過ぎません。たとえば、医療保険に加入し入院すると、入院
給付金が受け取れます。日額5,000円で契約すれば10日間で
5万円ですが、1回の入院で受け取れる額の限度日数が決まって
います。現在主流の商品は60日です。すると、日額5,000円
なら、最大でも30万円しか受け取れないことになります。手術
を受けたとしても、40万円程度が限度でしょう。
これに対して、毎月5,000円の保険料を支払うとすれば、1年で
6万円、10年間では60万円になります。結局、1回入院しただけ
では保険料を回収できません。
皆さんは、10年間で入院を何回されましたか?私の調査では
75%以上の人が1度も入院していないようです。ということは、
医療保険を使っていない人が圧倒的に多いのが現実です。医療
保険に関しては個人負担が重くならないような、公的な保障が
かなり手厚くなっており、貯蓄が30万円あれば、たいていの
病気に対応できます。さらに、高額療養費制度といって、大きな
病気やけがをして多額の医療費がかかったときに、一部を払い
戻してくれる制度もあります。きちんと貯蓄ができれば長生き
の不安が解消できると同時に病気や介護の不安にも備えること
ができます。だから貯蓄することが重要です。