「営業の成功法則」を学ぶと心理学的
な要素が大です。営業マンにとって
心理学的な勉強も必要ですか?
(香川県・住宅営業)
営業マンが「顧客心理の法則」を学ぶと
実践営業に役立つことは事実です。
営業マンとして成功するには「営業の原理原則」を知る必要が
あります。そのためには顧客心理を洞察し上手くコミュニケー
ションが図れる対応力が求められます。たしかに、心理学を
学んでおくと効率よく商談を進めることはできます。しかし、
心理学は深くて難しい学問です。心理学が絡む「営業の成功
法則」には次の6つの法則があります。
① 顧客心理の法則 ② 購買プロセスの法則 ③ 初期折衝の法則
④ 提案・交渉の法則 ⑤ アフターフォローの法則
ではここで、「顧客心理の法則」の「好意の原理」について解説
します。人は好意を持っている相手からは好かれたいと思う
ものです。そして、自分を好きになってくれた相手を好きに
なりがちです。これが「好意の原理」です。米国の心理学教授、
ロバート・チャルディーニは「人は、好意を持っている人から
の要請を受けると、それに積極的に応えようとする」と、「好意
の原理」を唱えています。営業の基本は「顧客から好ましく思って
もらうこと」です。相手から好感を持ってもらうためには、先に
自分が相手を好ましく思う、という方法が効果的です。趣味や
出身地など共通の話題を探して親近感を示したり、相手の優れて
いる点をさりげなくほめることなどが好意をもたらします。
面談後のお礼状や季節のメッセージ、サプライズプレゼント
なども効果を発揮すると思います。